Q1:観阿弥と世阿弥は、結局どちらが能を完成させたのですか?
A1:二人で役割を分担して完成させたと理解するのが正確です。父・観阿弥が従来の雑多な猿楽に音楽性とストーリー性を導入して「能の原型」を創出し、子・世阿弥がそれを理論化・洗練させて「幽玄能という究極の舞台芸術」へと完成させました。
Q2:観世流(かんぜりゅう)は現在も残っているのですか?
A2:現在も能楽最大流派として脈々と続いています。観阿弥を初代とし、世阿弥の血統は直系としては途絶えたものの、甥の音阿弥の家系が代々の宗家を継承し、現代の観世流家元へと受け継がれています。
Q3:『風姿花伝』と『花伝書』は別の本ですか?
A3:同じ本を指しています。正式名称は『風姿花伝』ですが、古くから通称として『花伝書(かでんしょ)』とも呼ばれて親しまれてきました。