ウエストリンギアの育て方完全ガイド|枯れる原因と剪定・冬越しの極意の特集記事を解説します。専門的な知識がチェックできます。

ウエストリンギアを健全に長く育てるためには、定期的な植え替えと適切な用土配合が欠かせません。根の伸長速度が速いため、鉢植えの場合は1〜2年に1回、4月〜5月の適期に一回り大きな鉢へ植え替えを行います。鉢底から根が飛び出していたり、水やり時に水が土壌表面に溜まってなかなか引かない状態は、深刻な根詰まりのサインです。

用土配合は「水はけ7割・保水性3割」を意識します。市販の草花用培養土をそのまま使うと日本の多湿環境では保水過多になりやすいため、「赤玉土小粒5:軽石(または日向土小粒)3:腐葉土2」の比率にパーライトをひとつまみ混ぜた配合が理想的です。オーストラリア原産植物の多くはリン酸成分の過多を嫌う性質(プロテオイド根を持つ植物ほど顕著)があるため、元肥にはリン酸控えめの緩効性化成肥料を少量のみ混ぜ込みます。

お気に入りの株を増やす「挿し木(挿し芽)」の成功率を高める手順は以下の通りです。

  1. 挿し穂の採取時期:新梢が適度に固まる5月〜6月、または秋の9月下旬がベスト。
  2. 穂木の調整:今年伸びた充実した枝の先端から7〜10cmを斜めにカットし、下半分の葉を丁寧に取り除く。
  3. 水揚げと発根促進:清潔な水に30分〜1時間浸けてしっかり水揚げを行う。
  4. 挿し床の準備:肥料分の含まれていない清潔な「鹿沼土細粒」または「バーミキュライト単用」を用土とし、割り箸等で下穴を開けてから挿す。
  5. 発根までの管理:直射日光を避けた明るい日陰に置き、土を乾燥させないよう微細な霧吹き等で湿度を保つ。約3〜4週間で発根が完了する。