そもそも、なぜこれほどまでにまとめサイトが影響力を持てたのか。それは、日本のインターネット特有の「ゲハ(ゲーム業界ハードウェア板)」と呼ばれる対立構造を巧みにエンターテインメント化したからに他ならない。
特定のゲーム機やメーカーを支持するユーザー同士の衝突は、アクセス数を稼ぐための格好のコンテンツだった。対立を煽り、感情を刺激するタイトルでクリックを誘う。この手法は多くの批判を浴びながらも、圧倒的なトラフィックを生み出し続けた。人々は情報を求めていたのではない。情報を通じて行われる「お祭り騒ぎ」に参加したかったのだ。