無洗米を失敗なくふっくら炊き上げるための最重要ポイントは、「計量の正確性」「水加減の微調整」「十分な浸水時間」の3点です。
まず計量においては、炊飯器に付属している「無洗米専用計量カップ(約171ml)」を使用するのが最も確実です。専用カップは米の密度を計算して容量が小さめに設計されているため、すりきり1杯を測るだけで通常の白米1合と同等の重量になります。専用カップがない場合は、通常の計量カップ(180ml)で計った上で、お米1合につき大さじ1〜2杯(約15〜30ml)の水を通常の目盛りより多めに追加してください。
続いて重要なのが「浸水時間」です。無洗米は表面が乾燥して硬化している場合があり、内部まで水が浸透するのに通常の白米以上の時間を要します。特に水温が低い冬場は吸水スピードが著しく低下するため、最低でも60分から90分の浸水を確保してください。冷蔵庫内で冷やしながらじっくり浸水させると、米の甘み成分を引き出す酵素(アミラーゼ)が活性化し、格段にもっちりとした仕上がりになります。
なお、水を入れた際に水溶液が白く濁ることがありますが、これは糠ではなく米表面の「デンプン質」や細かな気泡です。そのまま炊いても健康や味に全く問題ありませんが、デンプンが焦げ付きの原因になる場合や炊き上がりの見た目を極限まで白くしたい場合は、「軽く1〜2回水を注いですすぐ」程度の手入れを行うと濁りが取れてスッキリ炊き上がります。