各社のサービスを並べて比較してみると、一見すると同じように見える月額1,000円前後のサブスクリプション型サービスも、その実態は驚くほど多様だ。市場を牽引する5大アプリ――Spotify、Apple Music、Amazon Music Unlimited、YouTube Music、LINE MUSIC――には、それぞれ明確な個性が刻まれている。
まず音質にこだわるなら、Apple MusicとAmazon Music Unlimitedが頭一つ抜け出している。追加料金なしでハイレゾ・ロスレス音源に対応し、CD以上の情報量を持つスタジオマスタークオリティのサウンドを余すことなく楽しめる。一方で、Spotifyは標準的な320kbpsにとどまるものの、独自のイコライザー調整や曲間の繋ぎ(クロスフェード)機能が極めて優秀で、長時間のリスニングでも耳が疲れにくい。
料金面では、単体プランだけでなくファミリープランや学割、年額払いの割引率がポイントになる。学割なら月額500円前後に抑えられるほか、Amazonプライム会員であればAmazon Music Unlimitedの料金が割り引かれる仕組みも見逃せない。
無料プランの裏技や活用法も見逃せないポイントだ。例えばSpotifyの無料プランはシャッフル再生限定だが、PCやタブレット版、ブラウザ版を利用すると曲指定再生やスキップ制限の緩和といった裏技的な運用が可能になる。また、YouTube Musicの無料版は画面を消すと再生が止まる仕様だが、モバイルブラウザの「デスクトップ用サイト表示」を活用することでバックグラウンド再生を再現する裏技がリスナーの間で広く知られている。LINE MUSICでは、毎月各曲1回までフル再生ができるフリープランがあり、LINEのプロフィールBGMや着信音に設定できるユニークな強みを持つ。