画面上の威圧感は、決して演出だけに留まらなかった。現場のスタッフやプロデューサーとの間では、常に緊張感が張り詰めていたという。特に語り草となっているのが、意に沿わない演出や台本に対する激怒事件だ。自らの信念や六星占術の教えに反する企画が提示された際、彼女は収録を一時ストップさせ、制作陣を怒鳴りつけることも珍しくなかった。
当時、現場に立ち会っていた番組ディレクターはこう証言する。「彼女は妥協を極度に嫌った。視聴者の目を引くためだけの安易なバラエティ演出に対しては激怒し、スタジオの空気が一瞬で凍りついたこともある」。テレビ局側は数字を取るために彼女の機嫌を伺い続けたが、次第に過激化する演出とコンプライアンス遵守の狭間で、現場の疲弊は限界に達していた。降板劇の伏線は、この頃から着実に進行していたのである。