細木数子という人物が築き上げた富は、一般的なタレントの枠をはるかに超えていた。全盛期の推定年収は10億円以上。テレビの出演料だけで年間数億円を稼ぎ出し、個人事務所の莫大な利益は留まることを知らなかった。
彼女の豪快な金遣いには、数々の伝説が残されている。高級ブランド店での爆買いは日常茶飯事。お気に入りのスタッフや共演者には、数百万円クラスの腕時計や貴金属をその場でプレゼントすることも珍しくなかったという。ロケの合間に立ち寄った宝石店で、数千万円のジュエリーをキャッシュで即決購入したという話は、当時のテレビ関係者の間でも語り草になっている。
また、自らの手で建築した豪華な施設や自宅の規模も常識外れだった。贅を尽くした調度品や美術品、1本数十万円の超高級ワインが立ち並ぶプライベート空間は、まさに現代の「城」そのもの。圧倒的な資金力を背景にした立ち振る舞いは、視聴者やメディアを惹きつけて離さなかった。