新潟の書き順で迷わない!「潟」の臼・勹を正しく美文字にする解説の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ネット上の情報や一部の非公式な解説動画では、「潟」の字に関して誤った俗説が散見されます。代表的な誤解が「旧字体や書道流派によっては『臼』の真ん中の縦棒を突き抜けさせる」というものです。

確かに古文書や特定の古典行書では多様な崩し方が存在しますが、現代の常用漢字における潟の筆順および字形としては、中央の縦棒を突き抜けさせることはありません。また、「臼」の左右の横画を一本の直線として一気に貫いて書く手法も、楷書の正則な筆順からは外れます。

もう一つの盲点は、「新潟」の「新」と「潟」の横幅バランスです。「新」は「立・木(親の左側などとは異なる独立した形)」と「斤」の組み合わせで比較的正方形に近い骨格を持ちますが、「潟」は「氵」が細身で、旁の「臼+勹+灬」が上下に伸びる縦長構造をしています。この両者の横幅比率を同じにしてしまうと、並べたときに「新潟」という文字列全体が不揃いに見えてしまう原因になります。