膝の外側が痛い原因を徹底解明|ランナー膝と半月板損傷の正しい治し方に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

受診前の初期判断として、痛むシチュエーションや触診による膝の痛みセルフチェックが極めて有効です。自身の症状がどのような条件下で発現しているかを整理することで、病態の推測精度が格段に高まります。

まず確認したいのが、膝の外側を押すと痛いポイントの特定です。膝のお皿(膝蓋骨)の外側上部にある骨の隆起部分を押して激痛が走る場合は、腸脛靭帯炎の可能性が濃厚です。一方で、太ももの骨とすねの骨の境目にあたる関節の隙間(関節裂隙)を押した際に深部の痛みを感じる場合は、外側半月板や関節包の損傷が強く疑われます。

また、階段を降りるときに痛む理由にも生体力学的な根拠が存在します。階段を降りる動作では、着地時に体重の約3〜4倍の負荷が大腿四頭筋の遠心性収縮(ブレーキ作用)とともに膝関節へ加わります。このとき膝が内側に入り爪先が外を向く「ニーイン・トゥーアウト」のアライメント異常が起きると、膝外側の摩擦ストレスと剪断力がピークに達し、強い疼痛が引き起こされるのです。なお、朝起きたときの一歩目に強いこわばりを感じる場合は、変形性膝関節症初期症状の外側型変形の兆候も視野に入れる必要があります。