「銅像ができてから、全国、世界中から若い人たちが来てくれるようになった」。そう嬉しそうに語るのは、阿蘇駅近くで商店を営む地元住民です。銅像の設置は、単に一時的な観光客の増加をもたらしただけではありません。地域の人々にとって、自分たちの町が注目され、愛されているという誇りを取り戻すきっかけとなりました。
特に震災直後、観光客が激減して静まり返っていた地域に、再び活気が戻ってきた時の喜びは計り知れません。銅像をきっかけに訪れたファンが、地元の飲食店に立ち寄り、特産品を買い、住民と触れ合う。そんな温かい循環が、震災から10年経った今もなお、熊本の各地で続いています。