かつて総務省関係の民間キャリアを経て千葉市で市議、市長を歴任したバックグラウンドは、現在の県政運営に色濃く反映されている。中央官僚機構の仕組みと実務を知り尽くしつつ、地方自治の現場で市民と直接向き合ってきた経験。この双方向の視点が、千葉県庁という巨大組織の構造改革において威力を発揮している。
縦割り行政の弊害を打ち破るため、部署横断型のプロジェクトチームが次々と結成された。従来であれば複数の部局にまたがり棚上げにされがちだった広域課題に対し、権限と責任を明確にしたトップダウンと、現場のボトムアップを融合させる手法を確立。この組織力学の転換が、県政のあらゆる局面に新風を吹き込んでいる。