BTS、BLACKPINK、NewJeans、Stray Kidsなど、グローバルチャートを席巻するK-POPのヒットソングを聴くと、印象的なサビやラップパートで「ネガ」というフレーズが何度も登場します。2NE1の伝説的メガヒット曲『私が一番いけてる(내가 제일 잘 나가)』をはじめ、強い自己主張や自己肯定感を打ち出すトラックには欠かせないキーワードです。
K-POPの歌詞にネガが頻出する背景には、ポップミュージック特有のエモーショナルな距離感があります。聴き手に対して語りかけるような親密な世界観や、主人公の強い意思・感情の昂ぶりをダイレクトに届けるため、かしこまった「チェガ」ではなくフランクで力強い「ネガ」が選ばれます。
また、欧米のリスナーの間では、この「ネガ(내가)」や「ニガ(니가)」の響きが英語のスラング(Nワード)に聞こえて驚いたという話題が定期的にバイラル化します。もちろんこれは完全な言語上の偶然による空耳・聞き間違いであり、韓国語の一人称および二人称にすぎません。文化や言語の境界を越えて楽曲が聴かれる時代だからこそ、正しい知識を持っておくことが大切です。