亜麻仁油とえごま油のどちらを選ぶべきかを考える上で、まず押さえておきたいのが基本スペックと独自成分の比較です。両油の主役であるオメガ3脂肪酸(主にα-リノレン酸)の含有率は、どちらも全体の約55%〜60%前後を占めており、基礎的なオメガ3補給という観点では大きな差はありません。
勝負の分かれ目となるのは、油を絞る原料そのものが持っている「微量ポリフェノール成分」です。
亜麻の種子から採れる亜麻仁油には、植物性エストロゲンの一種であるリグナンというポリフェノールが含まれています。大豆イソフラボンに似た働きを持ち、ホルモンバランスの乱れにアプローチできる点が最大の特徴です。
一方、シソ科の植物であるえごまの種子から採れるえごま油には、シソ科特有の強力なポリフェノールであるロスマリン酸が豊富に含まれています。強い抗酸化作用と抗炎症作用を誇り、生体内の酸化ストレスを和らげる働きに優れています。