保冷配送における最大の誤解は、「冷たい箱に入れて送れば勝手に冷える」という思い込みだ。ヤマトの温度管理輸送は、あくまで「事前に冷やされた状態を維持して運ぶ」ことを前提としている。
保冷効果を劇的に引き上げるための鉄則は、荷物を詰める前に「発送品そのものをあらかじめ十分に冷やしておく(予冷)」ことにある。冷蔵品なら10時間以上、冷凍品なら12時間以上の事前冷却が推奨される。さらに、箱内部の無駄な隙間に緩衝材や保冷剤を敷き詰め、冷気の循環を維持しつつ外気の侵入を抑える工夫が、先進的なコールドチェーンの強みを最大限に活かす秘訣だ。