日本三景の一つである宮島には、厳島神社のほかにも歴史的に極めて重要な寺社が密集しています。神仏習合の歴史を色濃く残す島内をスムーズに巡礼するための、取材班推奨「午前集中型・黄金ルート」を提示します。
宮島口からのフェリー乗船からスタートする理想的な巡拝順序は以下の通りです。
【ステップ1:午前8:30〜9:00】厳島神社へ直行
宮島桟橋に到着後、参道を抜けて午前8時台後半に厳島神社へ昇殿。9:00の朱印所開設と同時に参拝・御朱印を拝受します。この時間帯は観光ツアー客の流入前であり、回廊の静寂と澄んだ空気の中で直書きを受けることができます。
【ステップ2:午前9:45〜10:15】大願寺(日本三大弁財天)
厳島神社の出口を出てすぐ右手に位置する名刹・大願寺へ。江の島・竹生島と並ぶ「日本三大弁財天」の一つである厳島弁財天(通常非公開、秘仏)を祀る寺院です。ここでは弁財天の御朱印や不動明王の御朱印が授与されており、厳島神社参拝後の動線として最も無駄がありません。
【ステップ3:午前10:30〜11:15】豊国神社(千畳閣)と五重塔
小高い丘の上に建つ豊国神社(通称:千畳閣)へ向かいます。豊臣秀吉が戦没将兵の慰霊のために建立を命じ、秀吉の急死によって未完のまま残された巨大な木造大楼閣です。吹き抜ける風が心地よい千畳敷の空間で、豊臣秀吉公ゆかりの力強い御朱印を拝受できます。
【ステップ4:午前11:30以降】大聖院または弥山参拝
体力と時間に余裕があれば、宮島最古の寺院である大聖院へ。十一面観世音菩薩や波切不動明王など、多彩な御朱印や期間限定の切り絵御朱印が揃っています。
混雑のピークは午前11:00から午後14:30にかけて集中します。この時間帯に厳島神社の朱印所に並ぶと、30分から最長1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。朝一番の行動が、宮島滞在の満足度を劇的に高めます。