ネット動画やSNSのショート動画で拡散されている「簡単アレンジ」をそのまま学校で実践し、失敗するケースが後を絶ちません。教育現場の取材で見えてきた最大の盲点は、「ルーズなほぐし」と「単なるボサボサ髪」の境界線です。
動画内で紹介されるアレンジの多くは、撮影用にあらかじめ毛先全体をアイロンで細かく巻いた状態(ベース巻き)を前提としています。直毛の学生が何も下処理をせずに毛束を大きく引き出すと、時間の経過とともに結び目が緩み、生活指導の教員から「だらしない身だしなみ」と判定される要因になります。学校向けのアレンジでは、引き出す毛束の量を「1回につき米粒2粒分程度」にとどめ、引き出す高さも頭皮から5ミリ以内に抑えるのが鉄則です。