鴻巣の花火を語る上で外せないのが、主催者である「鴻巣市商工会青年部」の存在だ。資金難や台風による中止危機を幾度となく乗り越え、青年部員が自ら協賛企業を一軒一軒回り、設営作業や警備を担ってきた。地域の若手経営者たちが「街に誇りを持てる名物をつくりたい」という一念で始めた挑戦が、四尺玉の成功とともに世界基準のブランドへと昇華した。
並木正芳市長をはじめとする鴻巣市行政とも緊密に連携し、地域経済を力強く牽引している。長期的な需要低迷に苦しむ日本の花火産業へ大規模な発注機会を創出し、秋季の観光業や飲食・宿泊業に莫大な経済効果をもたらすロールモデルとして、全国の自治体からも熱い視線が注がれている。