ふたりの歴史を振り返る上で欠かせないのが、日本演劇史に金字塔を打ち立てたミュージカル『エリザベート』だ。2000年の東宝版初演において、死神トート役を務めた内野聖陽と、ヒロインのエリザベートを演じた一路真輝。二人が舞台上で火花を散らした圧巻の競演は、今なおミュージカルファンの語り草となっている。この共演をきっかけに交際へと発展し、結婚に至った経緯は当時の大きな話題となった。
その後、内野聖陽が主演を務めたNHK大河ドラマ『風林火山』の放送期とも重なるように、ふたりの間には待望の第一子となる長女が誕生した。激務の撮影をこなす傍らで父となった内野と、第一線を一時退いて子育てに専念した一路。舞台・演劇界の第一線で多忙を極めるトップランナー同士でありながら、娘の誕生はふたりの生活と価値観に大きな変化をもたらした。