伊勢神宮の絹を紡ぐ神服織機殿神社!和妙の儀式や八尋殿の謎に迫るにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

伊勢神宮の神御衣を語る際、必ず対として挙げられるのが松阪市井口町にある「神麻続機殿神社(かんおみはたどのじんじゃ)」です。両社は非常によく似た役割を持ちながら、奉納する織物の種類と素材が明確に異なります。

天照大御神には「柔らかな衣」と「丈夫な衣」の双方が奉納される習わしとなっており、神服織機殿神社が担当する絹織物「和妙(にぎたえ)」に対し、神麻続機殿神社では麻織物「荒妙(あらたえ)」を調製します。どちらも内宮の所管社であり、神御衣祭を支える車の両輪のような関係にあります。

両社の境内構成や佇まいは非常に似通っており、どちらも中央に八尋殿を配置し、周囲を鎮守社が囲む独特の神域を形成しています。松阪の地を巡るなら、この2社をあわせて参拝することで、伊勢神宮の祭祀体系への理解が格段に深まります。