アーティストとしてのキャリアを辿ると、彼が選んできたプラットフォームの多様性に驚かされる。かつて所属したソニー・ミュージックレーベルズ時代に見せた洗練されたポップスと壮大な実験精神。そして、キングレコード内の尖鋭レーベルEVIL LINE RECORDSで見せた過激でアヴァンギャルドな挑戦。メジャーの巨大なリソースを活用しながらも、決して飼い慣らされることのないインディペンデントな精神性がそこにある。
異なるメジャーレーベルを渡り歩きながら、彼は常に自らの表現領域を拡張してきた。ビジネスとしての枠組みに縛られることなく、作品のコンセプトごとに最適な環境を選び取る。その柔軟かつ戦略的なスタンスは、クリエイターが巨大な資本とどう対峙すべきかという新たなモデルケースを示している。