宇垣美保の骨太なパーソナリティは、一朝一夕に形成されたものではありません。学生時代を過ごした宇垣美保の同志社大学政策学部では、社会構造や政治・法制度を学び、物事の論理的背景を批判的に検証する視眼を磨きました。2011年には「ミス同志社グランプリ」に輝くなど当時からずば抜けた美貌で知られていましたが、単なるミスコン出身タレントとは一線を画す理知的な語り口は、この学生時代のアカデミックな下地に基づいています。
そして彼女の人間的魅力を語る上で不可欠なのが、筋金入りのサブカルチャー愛です。TBS時代、情報番組宇垣美保のサンデージャポンで披露した『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかコスプレや、コミックマーケット(コミケ)での本格的なコスプレ姿は世間に衝撃を与えました。「アナウンサーの余興」レベルを遥かに凌駕した完成度の高さと、作品愛を熱弁する宇垣美保のコスプレ・アニメへの情熱は、それまで彼女を遠巻きに見ていたオタク層やカルチャーファンを瞬く間に味方につけました。
「好きなものを他人の目線のために隠さない」という姿勢は、サンジャポでの名言「マイメロ論(理不尽な人間に出会ったら、自分はマイメロディだと自己暗示をかけ、相手を『可哀想な人』として客観視する処世術)」とともに、世の息苦しさを抱える若年層に強い解放感を与えました。