現在、遠軽駅の駅舎内に足を運んでも、あの香ばしい鰹出汁と甘辛いつゆの香りが漂ってくることはありません。かつて改札横の待合室とホーム側の両面から注文できた北一そば店は完全に閉店しており、カウンターが置かれていたスペースも整理され、駅構内で調理された温かい蕎麦を食べることは不可能です。
遠軽駅は現在も特急「オホーツク」や「大雪」が停車し、進行方向が変わるスイッチバック駅としての情緒を残していますが、無人化や駅業務のスリム化が進む中で、かつてのような「立ち食いそばの営業拠点」としての機能は完全に失われました。かつての営業時間(午前中から夕方前まで)に合わせて訪れても、シャッターが開くことはありません。