「笑ってはいけない」の名物企画といえば、プロレスラーの蝶野正洋から容赦ないビンタを喰らうお約束のシーンだ。理不尽な理屈で追い詰められ、極限の恐怖に歪む表情、そして激しい一撃を受けた直後の壮絶なリアクションは、爆笑を呼ぶ伝説のコーナーとなった。
実は、この過酷な演出の裏には、共演するダウンタウンの松本人志と浜田雅功との深い信頼関係があった。松本人志の緻密な構成と、浜田雅功の鋭いツッコミが彼の潜在能力を120%引き出し、絶妙なトライアングルを構築。一見すると過酷なイジリに見えるシーンも、彼ら3人の間に長年培われた絆とプロフェッショナリズムがあったからこそ成立した芸術的な笑いだったのだ。