「冷凍したカレーを食べたら、じゃがいもがパサパサで異様な食感になっていた」という失敗談は非常に多く聞かれます。これには明確な食品化学的理由が存在します。じゃがいもは約8割が水分で構成されており、氷点下で凍結すると内部の水分が膨張して大きな氷の結晶を作ります。この結晶が緻密なデンプン組織や細胞壁をズタズタに破壊してしまうのです。
解凍時にその水分が一気に外へ流れ出る(ドリップ現象)ため、残された繊維質だけが残り、まるで高野豆腐やすき間だらけのスポンジのようなボソボソとした不快な舌触りに変化します。そのため、カレー 冷凍 じゃがいも 抜くという工程は美味しさを保つための必須事項です。どうしても具材を残したい場合は、スプーンやフォークの背でペースト状になるまで念入りに潰してルーに混ぜ込む処理を行えば、食感の劣化を防ぎつつコク深いとろみへと昇華させることが可能です。
また、カレー 冷凍 にんじん 食感についても注意が必要です。にんじんも同様に繊維質が多いため、大きめに乱切りされたものは解凍後に筋っぽさが際立ってしまいます。冷凍を前提とする場合は、あらかじめ小さめの角切りやすりおろしにしておくか、じゃがいも同様にしっかり押し潰してから保存に回すのが賢明な判断です。