再読文字の覚え方完全攻略!語呂合わせと一覧表で共通テスト漢文を満点への概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

理論を定着させるために、実際の出題形式に沿った演習問題を解き、解法手順をトレースしてみましょう。

【実践問題1:返り点と書き下し文】

次の白文に適切な返り点を付し、書き下し文と現代語訳を作成せよ。
【問題文】 宜 熟 考 之

【思考プロセスと解答解説】
1. 文頭の「宜」は再読文字「よろしく〜べし」であると瞬時に判定。
2. 「熟考(じゅくこう)」は動詞句、「之(これ)」はその目的語。
3. 語順を日本語に整えると「よろしく(1回目) これ(目的語)を 熟考す(動詞) べし(2回目)」となる。
4. したがって、「宜」から「之」へ進み、「之」から「熟考」を経て「宜」へ戻るため、「宜」の下に「三」、「熟考」の下に「二」、「之」の下に「一」を付ける(または熟考を1語とみなし一二点と上点を組み合わせる)。

【書き下し文】
よろしく之を熟考すべし。
(※「よろしく」をひらがな、「すべし」をひらがなで書いている点に注目)

【現代語訳】
これを十分に考えるのがよい。

【実践問題2:否定と組み合わせた高難度パターン】

次の漢文を現代語訳せよ。
【問題文】 仁 者 猶 由 鏡 也(※「猶」に「ほ」の右送り仮名、「也」に「ごとし」の左送り仮名)

【思考プロセスと解答解説】
1. 「猶」は比況の再読文字「なほ〜ごとし」。
2. 主語は「仁者(じんしゃ=徳のある人)」。「鏡(かがみ)」に「の」を補って連体修飾する。
3. 構造は「仁者は なほ 鏡の ごとし」。

【現代語訳】
徳のある人は、ちょうど鏡のようなものである。