なぜこれほどまでに送金コストや利便性が向上したのか。その背景には、日本の金融・銀行業全体が進める決済インフラの近代化がある。全国銀行協会が運営する「全銀システム」の高度化や、金融庁主導によるキャッシュレス推進・内国為替・決済サービスの効率化政策が大きく影響している。
従来は他行口座振込の反映に時間がかかり、夜間や土日の送金は翌営業日処理となるのが一般的だった。しかし全銀システムの24時間365日稼働化と手数料体系の見直しにより、銀行間の壁は極めて低くなった。ユーザーにとっては、より安く、よりリアルタイムな資金移動環境が整ったことになる。