長芋は水分含有量が約85%と非常に高く、空気に触れると酸化酵素「ポリフェノールオキシダーゼ」が働き、短時間で褐色に変色してしまいます。また、長時間の漬け込みは浸透圧によって長芋内部の細胞内水分が過剰に流出し、特有のシャキッとした食感を「フニャフニャ」に変えてしまう原因になります。
変色を完全に防ぐためには、皮を剥いて切った直後に水300mlに対して酢小さじ1(約2%濃度)を加えた酢水に2〜3分浸す工程が不可欠です。酸性環境下では酸化酵素の活性が劇的に低下するため、長芋の清涼感ある白色を保てます。酢水から引き揚げた後は、キッチンペーパーで水分を徹底的に拭き取ることが、タレを薄めずシャキシャキに仕上げるプロの鉄則です。