警察による公的な捜査と並行して、インターネット上でも自発的な情報解析が加速した。SNS上のコミュニティやいわゆる「ネット特定班」と呼ばれるユーザーたちが、公開された動画を高画質化・フレーム単位で補正。犯人が着用していた特徴的なブランドのアウターや限定スニーカー、さらには犯行時に発した声の音響解析まで実施されている。
このレトロ自販機破壊事件においてネット上で集められた膨大なデータは、有志の手によって整理され、すでに管轄の警察署へ情報提供として提出された。民間の監視カメラ画像とSNS上の拡散情報が複雑に交差することで、犯人の逃走経路や犯行前の行動履歴が浮き彫りになりつつある。一般市民の怒りが捜査の後押しとなっている格好だ。