アップテンポで明るいイントロとは裏腹に、ドラマパートの舞台となるのは草木も枯れ果てた無国籍風の荒野です。そこに現れるのは、ボロボロに引き裂かれた衣装をまとい、顔や手足に無数の傷を負ったAKB48のトップ選抜メンバーたちでした。
映像内では、前田敦子、大島優子、柏木由紀、篠田麻里子、板野友美、高橋みなみといった当時の絶対的エースたちが、何者かの猛烈な襲撃を受け、吐血し、瓦礫に叩きつけられます。白を基調とした可憐なワンピースは鮮血に染まり、息も絶え絶えになりながら後輩たちを逃がそうとする描写は、アイドルのプロモーションビデオとしては異例中の異例でした。
グアムの美しいビーチで繰り広げられる眩しい水着ダンスパート(ポップサイド)がインサートされることで、ドラマパート(ダークサイド)の残酷さと不気味さがより一層際立ちます。予備知識なしに再生した当時のファンやライト層が「グロすぎる」「閲覧注意レベルのホラー映画かと思った」と恐怖を覚えたのも無理はありません。