50代後半を迎えた1990年代、彼女のキャリアに再び巨大なターニングポイントが訪れる。映画『極道の妻たち』シリーズで見せた凄みのある演技で、極道映画というジャンルにおいても新たなハマリ役を確立。老練な女優としての格を見せつけた。
さらに大手芸能事務所「太田プロダクション」へ移籍したことで、誰も予想しなかった「第2の黄金期」が到来する。バラエティ番組で見せた天然でチャーミングなキャラクターが明石家さんまをはじめとする人気タレントたちに愛され、お茶の間の人気者に躍進。「玉緒さん」の愛称で親しまれ、若い世代からも絶大な支持を獲得した。シリアスな名優から親しみやすいバラエティタレントへの華麗なる転身は、彼女の柔らかな人徳と天才的なセンスがあってこそ成し得た偉業である。