2人の出会いは、2003年に放送されたフジテレビ系ドラマ『顔』での共演でした。当時は主演級の階段を一気に駆け上がっていた仲間由紀恵に対し、田中哲司は演劇界で確固たる実力を認められていた個性派俳優。この現場では仕事仲間としての挨拶を交わす程度でしたが、互いの演技に対する真摯な姿勢には強い印象を残し合っていたと伝えられています。
決定的な転機となったのは、2007年放送のTBS系ドラマ『ジョシデカ!-女子刑事-』での再共演です。撮影期間中、過酷なスケジュールに追われる現場において、周囲を包み込むような田中の穏やかな人柄とユーモアが、仲間にとってかけがえのない安らぎとなりました。翌2008年頃から静かに交際へと発展し、2009年にはテレビ朝日系ドラマ『アンタッチャブル〜事件記者・鳴海遼子〜』でも共演。周囲に悟られないよう徹底した警戒を払いつつ、約6年間に及ぶ極秘交際を育んでいきました。
2人の間には13歳の年の差がありましたが、仲間が惹かれたのは田中の「何があっても動じない器の大きさ」でした。後年の取材や関係者の証言によると、国民的人気女優という重圧に晒され続けていた仲間にとって、飾らずに素の自分でいられる田中の存在は唯一無二のシェルターだったといいます。2014年9月18日、都内の区役所に婚姻届を提出した際、仲間は直筆メッセージで「彼の穏やかさが自然な形で流れるようになり、機が熟した」と結婚の理由を語りました。