中嶋優一氏の真骨頂は、『めちゃイケ』でのキャラクター性だけではありません。彼を局内屈指のエースプロデューサーへと押し上げたのは、松本人志氏とのタッグによる革新的な番組フォーマットの開発でした。
その代表格が、2004年に深夜特番としてスタートした『人志松本のすべらない話』です。「芸人たちがサイコロの出目に従って実名で実話を披露する」という極限まで削ぎ落とされたシンプルなルールを考案し、深夜からゴールデン特番、さらにはDVDメガヒットへと発展させました。続いて立ち上げた『IPPONグランプリ』でも、大喜利を格闘技のような緊張感あるエンターテインメントに仕立て上げ、お笑い界に新たなスタンダードを打ち立てています。
さらに、日曜朝の勢力図を塗り替えた『ワイドナショー』では、松本人志氏が時事問題を独自の視点で語る場を創出。「テレビ離れ」が叫ばれる時代において、常にネットニュースの震源地となる高エンゲージメント番組を生み出すプロデュース能力は、業界内で突出していました。