サブカルチャー(サブカル)を語る上で避けて通れないのが、「メインカルチャー」および「オタク文化」との境界線だ。メインカルチャーがマスメディアを通じて社会の大多数に消費される大衆的・商業的文化であるのに対し、サブカルは常に主流への批判的視座やオルタナティブな価値観を内包している。
一方で、しばしば混同される「オタク文化」との違いも興味深い。オタク文化が特定作品やキャラクターへの深い愛情、設定の収集、消費行動に重きを置くのに対し、サブカルは「スタイル」「姿勢」「美学」そのものを表現の軸とする。アニメやマンガといった同一のジャンルを扱う場合であっても、作品世界への没入を目指すのがオタク的アプローチなら、作品が持つカウンター性や時代精神を面白がるのがサブカル的アプローチと言えるだろう。