境内に一歩足を踏み入れると、圧倒的な存在感を放つのが「住吉造」と呼ばれる独特の建築様式を持つ国宝・住吉大社本殿である。直線的な屋根線と柱の朱塗りが美しく、神社建築史上でも最初期のスタイルを今に伝えている。ここで祀られているのは、底筒男命・中筒男命・表筒男命の住吉三神と、それらを祀った神功皇后の四柱だ。
参拝のご利益を最大化するには、本宮の巡り方に順序がある。第一本宮から第四本宮まで直列および並列に配置された特異なレイアウトを持つが、基本的には手前の第三本宮・第四本宮から順に参拝し、第二本宮、そして奥に座す第一本宮へと進むのが古来の礼儀とされる。四つの社殿それぞれにお辞儀と拍手を重ねることで、心身が洗われるような深い清涼感を得られるはずだ。