転倒のシチュエーションは平地を歩いている時だけにとどまりません。自転車に乗っている最中の事故や、スキー場での大転倒、あるいは「あわや転びそうになった」という瞬間まで、ネイティブは極めて多彩なボキャブラリーを駆使します。
まず、「自転車で転ける」を英語にする際、直訳的に fall with a bicycle などと言うと不自然に聞こえます。乗り物から振り落とされる・倒れるというニュアンスを含むため、fall off one's bike が最も自然な表現です。スピードが出ている状態で激しく投げ出された場合は、get thrown off one's bike と受動態で緊迫感を伝えます。
次に、周囲が見ていて思わず息を呑むような「派手に転ぶ」シチュエーションでは、以下のようなスラングや慣用句が重宝されます。
・wipe out:サーフィンやスノーボード、スケートボードなどでバランスを崩し、豪快に吹き飛ぶように転倒する様子を表す代表的スラング。
・faceplant:その名の通り「顔面から地面に激突するようにコケる」ことを指す名詞・動詞。SNSのハプニング動画などでも頻出する単語。
・take a spill / take a hard fall:少しくだけた言い回しで「痛烈な転倒をやらかす」という意味のイディオム。
さらに、実際には倒れなかったものの「転びそうになる」「バランスを崩してヒヤッとする」という場面では、almost fell(もう少しで倒れるところだった)や stumbled(よろめいた、足をもつれさせた)、lost my footing(足場を踏み外した、足元をすくわれた)が最適です。
【シチュエーション別の英語例文】
・He wiped out completely while trying to do a trick on his skateboard.(スケートボードの技を決めようとして派手に大コケした)
・I lost my footing on the wet stairs and almost took a nasty spill.(濡れた階段で足を取られ、派手に転びそうになった)
・She got bruised when she fell off her bike on her way home.(彼女は帰宅途中に自転車で転けて打撲を負った)