習慣化する人々が口を揃えるのが、全裸生活によるストレス解消効果の高さです。下着のゴムバンドや縫い目による皮膚への局所的な圧迫が解消されると、血流が促され、自律神経系において副交感神経がスムーズに優位へと切り替わります。特に注目されているのが全裸睡眠の健康効果です。人間の身体は眠りにつく際、手足から熱を放散して「深部体温」を下げるメカニズムを持っています。パジャマを着ないことでこの体温調節が極めてスムーズに行われ、入眠潜時の短縮や中途覚醒の減少につながることが生理学的なアプローチからも指摘されています。
しかし、光があれば必ず影が存在します。全裸生活のメリットとデメリットを天秤にかけた際、最大の障壁となるのが全裸生活の衛生面と注意点です。人間は安静時であっても一晩にコップ1杯以上の汗をかき、皮膚からは目に見えない皮脂や角質が絶えず剥がれ落ちています。衣服という「フィルター」が存在しないため、フローリングや布製ソファ、敷布団へ直接分泌物が付着し、雑菌やダニが爆発的に繁殖する温床となりかねません。