政治と金をめぐる世論の厳罰感情はかつてなく高い。国会で議論が紛糾した政治資金規正法改正案をめぐっても、自民党の改革姿勢には厳しい視線が注がれ続けている。過去に資金問題で手痛い打撃を受けた小渕氏だからこそ、党の透明性向上とコンプライアンス強化に対する姿勢は常に試されている。徹底した透明化を率先して示すことが、過去の傷を乗り越える唯一の道筋であることは本人が誰よりも自覚している。
その防波堤となっているのが、強固無比な地元・群馬県第5区の地盤だ。父の代から受け継がれた後援会組織は、度重なる政界の嵐にも揺らぐことなく機能し続けている。週末ごとに地元へ戻り、草の根の集会で有権者の声に耳を傾ける愚直なドブ板選挙のスタイルは今も変わらない。中央での逆風を地元での圧倒的な得票力で相殺する強固な地盤こそが、彼女が永田町で発言力を保ち続ける最大の原動力だ。