紫にまつわる英単語を実際に口にする際、あるいはメールや発注書にタイピングする際、日本人がつまずきやすいのが紫の英語発音とスペルです。カタカナ英語の刷り込みによって、意図せず通じない発音になってしまう典型パターンを検証します。
まず「purple」の発音記号は /ˈpɜːrpəl/(米)または /ˈpɜːpəl/(英)です。最大の関門は、前半の「ur」と後半の「le」という2種類の異なるLとRの連続にあります。カタカナの「パープル」のように口を縦に開けて発音すると通じません。前半の「pur」は口をあまり開けずに舌を軽く奥へ引いてこもった音を出し、後半の「ple」は舌先を上前歯の裏(歯茎)にしっかりと密着させて「パゥ」に近い暗いL(ダークL)で止めます。「パーポー」と語尾を母音で伸ばしきらないことがポイントです。
次に「violet」の発音記号は /ˈvaɪələt/ です。日本語の「バイオレット」のように「B」の破裂音で発音すると、全く別の音に聞こえてしまいます。上の前歯を下唇の乾いた部分の内側に軽く当て、息を擦り出す「V」の摩擦音からスタートし、「ヴァイ・ア・ロット」のリズムで発音します。また、スペルミスとして頻出するのが「voilet」というOとIの逆転タイポです。発注書やデザインスペックでこれを書くと初歩的なミスとして信用を損ねるため注意が必要です。
さらに「lavender」に関しても、末尾を「-ar(*lavandar)」と書き間違えるスペルミスが世界中で多発しています。正しいスペルは「-er」で終わるLavenderです。視覚的なデザイン業務や海外通販の検索窓に入力する際は、正確なスペリングの徹底が求められます。