将棋の駒の読み方完全ガイド!難解な裏面のくずし字から正式名称まで徹底解説を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

日常会話やテレビ中継の解説では短縮した呼び方が定着しているため、実際の漢字表記を見た際に読み方に迷う方が少なくありません。ここでは特に混同されやすい主要な駒の読み方と、その背景を深掘りします。

「歩兵」の読み方は「ほへい」ではなく「ふひょう」

軍事用語の歩兵は「ほへい」と読みますが、将棋の世界における正式な読み方は「ふひょう」です。江戸時代の棋書や古典文献でも一貫して「ふひょう」と音読されており、実戦の棋譜読み上げや指し手の呼称では、さらに省略して「ふ(例:▲7六歩=ななろくふ)」と発声されます。

歩兵は盤上に最も多く並ぶ最も価値の低い駒ですが、「歩のない将棋は負け将棋」「一歩千金」といった格言がある通り、戦術上の重要度は極めて高い存在です。

「角行」は「かくぎょう」、「香車」は「きょうしゃ」

大駒の一角を担う「角行」の読み方は「かくぎょう」です。単に「かく」と呼ばれることが大半ですが、正式名称は2文字で構成されています。古代インドのチャトランガから伝来した際、戦車や象などの兵種を表していた名残とされています。

盤の端に配置される「香車」は「きょうしゃ」と読みます。「こうしゃ」と誤読されるケースが散見されますが、日本将棋連盟の公式規定および伝統的な呼び名は「きょうしゃ」です。真っ直ぐにしか進めないその性質から、俗に「槍(やり)」と呼ばれることもあります。

大駒が成った際の「竜王」と「竜馬」の読み分け

飛車が成った駒は「竜王(りゅうおう)」、角行が成った駒は「竜馬(りゅうま / りょうま)」と読みます。棋譜の記録やテレビ解説ではそれぞれ「竜(りゅう)」「馬(うま)」と1文字で呼ばれます。

「竜馬」の読みについては、古典的には「りゅうめ」「りょうめ」とも読まれましたが、現代の将棋界では「りゅうま」または「りょうま」が公式な標準語として用いられています。大河ドラマの坂本龍馬と同じ漢字の並びですが、将棋においては角の機動性に王の小回りが加わった最強クラスの戦力として盤上を支配します。