SNSやネット掲示板、転職コミュニティを分析すると、卒業生たちの赤裸々な本音や現場のリアルな評価が浮かび上がってきます。
ITプログラミング、調理製菓、理美容、自動車整備、看護・歯科衛生などの医療系分野では、「入社初日から道具や現場用語を理解しており教育コストがかからない」として、採用現場から絶大な支持を集めています。知恵袋などの手記でも「20代前半で現場のチーフを任され、大学を出た同年代よりも早く実践経験を積めた」という前向きな声が目立ちます。
一方で、深刻なミスマッチを訴える投稿も少なくありません。特にエンタメ系、ゲーム・アニメ、デザイン、観光・ブライダルといった分野では、次のような声が散見されます。
「夢を追って入学したが、業界全体の給与水準が低く残業も過酷で、3年以内に離職してしまった」
「異業種へ転職しようとした際、履歴書に『専門卒』と書くと大手の応募条件で弾かれ、応募書類すら見てもらえなかった」
専門学校は「その道一筋」でキャリアを築く場合には強力な武器になりますが、万が一その職業を辞めたくなった際、つぶしが利きにくいという構造的リスクを抱えています。ネット上の議論で「大学に行っておけばよかった」と後悔を語る層の多くは、この「キャリアの軌道修正の難しさ」に直面した人々です。