デビュー以降、佐藤浩市は立ち止まることなく数々の名作を世に送り出してきました。1983年の映画『魚影の群れ』では名優・緒形拳さんと息詰まる競演を果たし、極限状態に追い詰められる青年漁師を熱演。若手実力派としての地位を盤石なものとしました。
1994年の『忠臣蔵外伝 四谷怪談』では民谷伊右衛門役を務め、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得。冷徹さと色香を併せ持つ複雑な人間像を見事に演じ切り、日本を代表するトップ俳優へと登り詰めました。2000年代に入っても『ホワイトアウト』や『壬生義士伝』、三谷幸喜監督の『THE 有頂天ホテル』など、アクションからシリアス、コメディに至るまで縦横無尽の活躍を見せています。
テレビドラマの分野でも、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』や『新選組!』における芹沢鴨役、さらにはTBS日曜劇場『LEADERS リーダーズ』など、組織を牽引する重厚なリーダーや哀愁漂う悪役まで幅広く演じ分け、視聴者の心に強烈な爪痕を残し続けています。