食べログやラーメンデータベース、ラーメンWalkerなどの主要メディアでも、平塚エリアのスコアは年々高まりを見せている。今回、地元住民や深夜のタクシードライバーへの聞き込みをもとに、いま食べるべき名店と知られざる裏メニューを徹底比較した。
平塚駅周辺で深夜まで明かりを灯す隠れた実力店では、飲んだ後の締めとして愛される「深夜限定の淡麗生姜醤油」が密かなブームを呼んでいる。昼間の営業では提供されないこの一杯は、高知県産生姜をじっくり煮出し、夜風に冷えた身体を芯から温めてくれる逸品だ。店主は「夜遅くに仕事を終えた同業者や地元の人に、胃もたれせずホッとしてほしいから」と、仕込みの手間を惜しまない理由を明かす。
また、郊外の行列店が季節限定で繰り出す「貝出汁潮ラーメン」も見逃せない。相模湾の恵みを想起させるアサリとシジミの濃密なエキスを抽出し、数種類の岩塩でまとめたスープは、一口すするだけで磯の香りが口内を満たす。伝統を守る老舗の定番メニューと、新世代店主たちが仕掛ける実験的な限定麺。この両者を食べ比べることこそ、現代の平塚麺巡礼における最高の醍醐味といえる。