背景にあるのは、単なる一時的なトレンドにとどまらない日本人のライフスタイル変化だ。かつてゴルフといえば、4人一組で丸一日を費やす大掛かりなイベントだった。調整にかかる連絡の手間、車の手配、気遣いによる精神的疲労。これらが若年層のゴルフ離れを招いていた最大の要因だった。
しかし、近年のソロ活文化の浸透と、ゴルフ場の柔軟な営業体制が噛み合わさった。クラブハウスでの大浴場利用や長時間のランチを省略し、18ホールをハーフ感覚でサクッと回るスループレーが標準化。プレーヤーは「ゴルフを大イベントではなく、週末のランニングの延長」として捉えるようになったのだ。