一見するとアップダウンが少なく走りやすく見えるコースだが、百戦錬磨のベテランランナーたちでさえ気を抜けない難所が存在する。それが、レース中盤から後半にかけて待ち構える「海風」と「高速道路の傾斜」だ。
オープンな海沿いエリアでは、突風のようなアゲインストの風が体力を容赦なく削っていく。さらに、首都高速道路の出入り口に存在する緩やかだが長い坂道は、30km過ぎのいわゆる「壁」を迎えたランナーの足にズシリと重くのしかかる。ペース配分を誤れば一気に失速しかねない。綿密なレース戦略と、いかに風を味方につけるかの判断力が完走への鍵を握る。