公園の中央に立ち、空を見上げると、象徴的な「オリンピック記念塔」が今も変わらぬ存在感を放っている。1964年の大会でレスリングやバレーボールの会場となったこの地には、半世紀以上の歴史が刻まれてきた。
しかし、単なるノスタルジーに浸る場所ではない。建築美を称える構造物はそのままに、近年のスマートインフラ整備やバリアフリー化によって、あらゆる世代がストレスなく過ごせる設計へとアップデートされた。往年のスポーツ精神と、現代の都市生活者が求める居心地の良さ。そのふたつが見事に同居している点こそ、この場所の大きな魅力だ。