このブームを足元で支えているのが、大創産業(DAISO)や株式会社セリア(Seria)といった100円ショップの存在だ。数年前までは日常雑貨が中心だった売り場に、今や独立した推し活コーナーが堂々と鎮座する。特に株式会社セリアが展開する推し活関連商品は、ファンの痒い所に手が届く企画力で絶大な支持を集めている。保護カバーのサイズ展開だけでも数十種類に及び、ホログラム入りやレースフリル付きなど、最初から加工が施された高機能アイテムが100円で手に入る驚き。ユーザーの熱量を鋭く察知する商品開発スピードには目を見張るものがある。
一方の大創産業も負けてはいない。クラフト用接着剤、ストーンパーツ、シーリングワックス風シールなど、ハンドメイドDIYの汎用資材における層の厚さは圧巻だ。本来はネイルアートやギフトラッピング用に開発された資材が、ファンの柔軟な発想によって次々とカバーデコへと転用されていく。低コストで試行錯誤ができる環境が整ったことで、DIY初心者でも気軽に挑戦できる参入障壁の低さが実現した。