「五十音すべての手の形を暗記するのは大変そうだ」と構える必要は全くない。実は、指文字の大部分は「ひらがなの視覚的形状」「ローマ字のアルファベット」「数字」のいずれかを模して作られているからだ。
例えば、「あ」は親指を立てた拳の形を作る。これはローマ字の「A」の形を直感的に表したものだ。「い」は小指だけを立てる形で、ローマ字の「I」を象徴している。また、「か」は人差し指と中指で「カ」の左側の角を作り、「く」は指先で「く」の字を描く。
このように、文字の形やアルファベットとの連動性を意識してビジュアルで脳に記憶させることが、短期間で手話50音をマスターするための最大の秘訣だ。形に納得感があるため、一度コツをつかめば驚くほどスムーズに指が動くようになる。