古い賃貸アパートなど、壁面にアース端子が見当たらないケースも存在する。その際、「水道管やガス管に繋げばいい」という古い俗説を信じるのは極めて危険だ。金属製の水道管であっても現在は途中に塩化ビニール管が使われていることが多く、十分な接地が得られない。ガス管への接続に至っては引火事故を招く恐れがあり絶対に避けるべきだ。
アース端子がない環境での緊急策として有効なのが、市販されている「プラグイン型漏電遮断器(漏電遮断器付アダプター)」の活用である。万が一の漏電時に電気を瞬時に遮断してくれるため、応急的な安全対策として非常に役立つ。ただし、これはあくまで漏電時の二次被害を抑える補助手段であり、根本的な接地の代用にはならない点を覚えておきたい。