これまで衛星放送の視聴データは、地上波に比べて把握しにくい側面があった。しかし、メディア環境の複雑化に伴い、測定精度の大幅な進化が進んでいる。日本の視聴率調査を一身に担う株式会社ビデオリサーチは、タイムシフト視聴や複数端末における視聴実態を含めた統合的なデータ解析の枠組みを強化してきた。
この測定環境の変化によって、これまで表面化しづらかったBS独自の高エンゲージメント層が可視化されるようになった。放送業界全体が単なる世帯数の多寡から「誰がどのように深く見ているか」へと評価軸を移行させるなかで、BSのコンテンツが持つ資産価値は再評価の波に乗っている。