彼の自伝的エッセイを原作として制作された映画『さかなのこ』は、多くの人々の心を揺さぶった。主人公の「ミー坊」役を見事に演じきったのは俳優ののん。性別を超えてさかなクンの純粋な魂を表現したのんの演技は、観客や映画批評家から大絶賛を浴びた。
撮影現場ではさかなクン本人も監修や出演として関わり、のんに対して魚の描き方や独特な立ち振る舞い、魚を慈しむ視線を直接レクチャーしたという。のんはインタビューで「さかなクンさんの持つ純粋な熱量に触れて、自分自身の表現への迷いが吹き飛んだ」と語っており、互いのピュアな感性が深く共鳴し合った名作となった。